住宅性能の10の評価項目に
沿った住まいづくり
構造の安定
地震・暴風・積雪の3種類の影響に対して、柱や梁、壁、基礎などの構造躯体の強さや耐久性を等級で表示しています。また構造躯体の強さを発揮する前提となる基礎や地盤に関する情報も表示します。
- 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)
- 耐震等級(構造躯体の損傷防止)
- その他(地震に対する構造躯体の倒壊等防止および
- 損傷防止)
- 耐風等級(構造躯体の倒壊等防止および損傷防止)
- 耐積雪等級(構造躯体の倒壊等防止および損傷防止)
- 地盤又は杭の許容支持力等及びその設定方法
- 基礎の構造方法及び形式等
火災時の安全
「安全な避難を確保するための対策」と「延焼を防止するための対策」を中心に火災時の安全を確保します。
- 感知警報装置設置等級(自住戸火災時)
- 感知警報装置設置等級(他住戸等火災時)
- 避難安全対策(他住戸等火災時・共用廊下)
- 脱出対策(火災時)
- 耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部))
- 耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部以外))
- 耐火等級(界壁及び界床)
劣化の軽減
住宅に使用される材料は水分や外気の影響でさびる・腐るなどで劣化していきます。その劣化の進行を遅らせるための対策を施します。
- 劣化対策等級(構造躯体等)
維持管理・更新への配慮
比較的耐用期間が短い部位の中の給排水管・給湯管およびガス管は事故が起きた際に点検・補修が難しい部分です。それらの点検・清掃、補修のしやすさを確保することが大切です。
- 維持管理対策等級(専用配管)
- 維持管理対策等級(共用配管)
- 更新対策(共用排水管)
- 更新対策(住戸専用部)
温熱環境
エネルギーの使用量を抑えながら、夏は涼しく冬は暖かく室内の温度を制御できる断熱化などの構造を施す必要があります。温室効果ガスの発生を抑えることで地球環境にも配慮した住まいを目指します。
- 省エネルギー対策等級
空気環境
住宅室内の水蒸気や代表的な化学物質の濃度を低減するための対策を、建材の選定と換気方法を評価軸として行っています。
- ホルムアルデヒド対策(内装及び天井裏)
- 換気対策
- 室内空気中の化学物質の濃度等
光・視環境
視覚に負担をかけないように、室内での様々な作業に必要な明るさを確保することが大切です。物理的効果・心理的効果の両面から、居室の開口部の面積と位置に配慮した住まいづくりをしています。
- 単純開口率
- 方位別開口比
音環境
共同住宅の床・壁の遮音性や、住宅の外壁に設ける窓の遮音性も配慮が必要です。住宅の外部騒音の室内への侵入に対する対策も施しています。
- 重量床衝撃音対策
- 軽量床衝撃音対策
- 透過損失等級(界壁)
- 透過損失等級(外壁開口部)
高齢者等への配慮
バリアフリーの住宅に改修する場合大規模な工事になるため、新築時点で、移動時の安全性や介助の容易性に配慮した設計を施すことが大切です。
- 高齢者等配慮対策等級(専用部分)
- 高齢者等配慮対策等級(共用部分)
防犯
周囲からの見通しをよくする、居住者のコミュニティ形成促進、犯罪企図者の接近を妨げる、建材や設備を強化するといった、4つの観点で防犯性の向上を目指します。
- 開口部の侵入防止対策