【ティーアラウンドの家ができるまで】(19)
T太郎です
着工から完成まで、毎日毎日少しずつ…
家が建つまで見届けたい!
10月◯日
基礎工事の前に、
「遣り方(やりかた)」という作業が行われます。
遣り方(やりかた)とは…
建物の正確な位置や高さ、水平、
また柱や壁の中心線など
工事のあらゆる「基準」を示すもので、
敷地内に杭を打ち、横板(貫板)を張ったり
糸を張ったりして作られる仮設物
(つまり後で取り壊す部分)です。
専門の職人さんたちによって、
「遣り方」が設置されていきます。
木の杭と横板、丈夫なナイロンの糸(水糸)などで構成されており、

この糸は、建物外周芯 といって、
「柱や壁の中心を通る線」を表しています。
かつては水平を求めるために
「水を張った箱」などを使っていたため
「遣り方(やりかた)」のほかに
「水盛り(みずもり)」という呼び方もあります。
(別名称で「丁張り(ちょうはり)」とも)
どんな立派な建物でも、傾いていたら話になりませんよね。
「遣り方」は正確性が重要です。
建物の「水平」や「直角」は、ここで決まります!